日本人特有の危険因子とは? |
日 本ではSASを発症している人はおよそ人口の2%前後の200万人と推定され、そのうち男性が9割、女性が1割といわれている。ただ、女性の場合は閉経後 に発症率が高まることや、大規模調査が実施されていないため、女性患者の割合が本当に1割程度しかないのか、不明な点も多い。女性だからといって油断しな いように。
また、「SAS患者=肥満者」というイメージがあるが、日本人の場合はちょっと違う。肥満の関与は60%ほどで、むしろ顎が小さい、顔面の奥行きが狭いなど、アジア人に共通した骨格的な特徴が危険因子となっていることもあるのだ。欧米人に比べ、同じ身長・体重なら、アジア人の方がSASになりやすいとする発表も。若い女性の間では「小顔ブーム」が続いているが、こうした若年層が中高年になってSASを発症する可能性を指摘する専門家もいる。
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